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2013年1月21日
環境負荷低減型曳船(エコタグ)を導入します(2013年9月)。

2013年1月21日
東京汽船株式会社

環境負荷低減型曳船(電気推進併用曳船)の導入

 当社は、環境負荷低減への取組みとして、新潟原動機株式会社および金川造船株式会社と環境負荷低減型曳船(エコタグ)の研究開発を2010年以来進めてまいりましたが、2012年12月に電気推進併用曳船の建造契約を締結いたしました。
当環境負荷低減型曳船は、推進システムとして従来のディーゼル主機に加えて、新潟原動機が新規に開発した環境対応型発電機関および推進用モーターを搭載する日本初の電気推進併用(ノンバッテリー型)ハイブリッド曳船です。
当システムを採用することにより、移動時及びウエイテイング停船時には燃料消費削減効果でCO2排出量の約20%削減が見込めます。
当曳船は2013年9月末に金川造船で竣工後、主として横浜港・川崎港でハーバータグとして就航する予定です。

  1. 環境負荷低減型曳船(電気推進併用曳船)の特徴
  2. 1.在来の高馬力ハーバータグ(4000PS)より小型のディーゼル主機関2基に加えて、高効率なオペレーションができる新型発電機関1基(曳船では初の導入)と推進用モーターを搭載する。ディーゼル主機関と電気推進用機関とは最適な環境性能が発揮できるような出力の組み合わせとなる。
  3. 2.低速移動時及びウエイテイング停船時には主機関2基を完全停止(アイドルストップ)し、発電機関と推進用モーターのみを稼働する。曳船作業時には発電機関・推進用モーターに加え主機関も稼働させ、在来の高馬力ハーバータグと同等の曳航力を発揮する。
  4. 3.推進用モーターが主機関をアシストすることにより、要求出力の変動に対しより迅速に追従、作業効率が向上する。

 当社は曳船事業活動での環境負荷低減を環境方針としており、近時、船型の改良等によりCO2等の排出量削減を進めてまいりましたが、今後ともさらに環境性能の向上を図るべく継続的に新型曳船の研究開発・導入に取り組んで行きます。

以 上

東京汽船
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